魚屋さんが本気で作った!【赤魚の煮付け】のレビュー
  • Wagamatt
  • ID:430367
  • 投稿日:2020/11/03
感嘆。東京でも滅多にない極上割烹の味

まさかここで出会えるとは。

京都の菊乃井で修行をした大将が赤坂で営んでいたお店で出す煮付けは私の「最後の晩餐」メニューだった。大将の高齢化とともにその店は数年前に閉まり、その味に出会いたくてあちこちの煮付けを食べ歩いた。自分で作ってみたりした。それぞれにそれなりの味わいはあったものの、そのものズバリというわけにはいかない。

しかし友人が紹介してくれた、この福島県いわき市は小名浜で仕込まれたこの「さすいち」赤魚の煮付けに出会った時、身体が震えるほどに嬉しかった。プリプリの赤魚にしっかりと染み入った出汁とタレ。「味は香り」と言うが、まさに食材とタレが織りなすマリアージュ(絶好の組み合わせ)は思い出のソレそのものである。

聞けばこれだというものになるまで試行錯誤を重ねようやく辿り着いた、さすいちの「お母様の味」なんだそうだ。奇しくも東京にあった割烹の味と小名浜のお母様の味が同じだなんて。大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、生きていて良かった!

アツアツの炊き立てご飯とこの赤魚の煮付けを食べたらもう、他所に行けなくなってしまうかもしれない。強いて言えばそれが最大にして唯一の欠点かな。

自分用に、家族用に、友達用に、職場の同僚仲間に、尊敬する先輩方への贈り物にも良いと思います。またリピートさせていただきます。

1件中1件表示